日常点検日常点検

点検及び交換時期

日常点検を行いましょう。

日常点検と定期メンテナンス

1、オイル量の点検
検油棒を抜き、先端をきれいにふきとり再度差し込む。検油棒に付いたオイルの量が「上限」と「下限」の中間よりやや上にあれば正常です。

「上限」以上の場合 

燃料油の混入か、水の混入の可能性があります。エンジン内部に亀裂等が発生している場合もあるかもしれないので、鉄工所等に点検してもらう必要があります。

「下限」以下の場合
 

オイルをすぐさま補給!!

2、オイルの汚れを点検
●検油棒の先端に付いたオイルの汚れ、変色や粘度
●検油棒の先端に付いたオイルのにおい(刺激臭・石油臭)
●検油棒の先端に付いたオイルを指先に付けてすりあわせる。

3、リザーブタンクの清水量の点検
不足の場合は補充してください!!
冷却清水は水道水を使用し、必ず不凍液を定量入れることを忘れずに!!

4、キングストン(海水取り入れ口)の点検
異物等がつまり、焼付き事故につながるケースがあります。船体上架時は必ず船底の取入れ口を掃除しましょう。

5、海水こし器の点検
キングストンと同様に、こし器に詰まったゴミは、定期的に取り除いて掃除してください。
海水ポンプのインペラの保護から見て、こし器はぜひ取り付けてください。


最低限の交換メンテナンス項目



1.オイルの交換●一般的な目安

エンジンオイル

クラッチオイル

約250時間~500時間

約1200時間



2.海水ポンプ(インペラー)の点検
海水中の小さい異物、ゴミの吸い込みでブレードが欠損、亀裂し揚水不足からエンジンオーバーヒートを招きます。定期的に交換しましょう。

3.燃料フィルタの交換●一般的な目安 約50時間、または1週間ごと

4.清水クーラー内ゴミ詰まり点検

海水通路の入口部分にゴミが詰まると冷却効率が低下し、清水温度の上昇を招きピストンの焼付きを生じるので、亜鉛交換毎に蓋を外して点検・清掃をしましょう。

5.油水分離器のドレン抜き●一般的な目安 約50時間、または1週間ごと

6.エアーフィルタの洗浄・交換

汚れ・目詰まりがある場合は、中性洗剤で洗浄し、よく乾燥させたのち取り付けえください

7.オイルフィルタカートリッジの交換●一般的な目安 

エンジンオイルフィルタ

クラッチオイルフィルタ

約250時間~500時間

約1200時間


8.タービン部の整備点検
タービン軸の軸方向及び上下方向の遊びを点検し、異常があれば専門の整備業者に依頼してください。また、ブロワーの洗浄も整備業者に依頼してください。


9.
その他
バッテリー、警報装置、駆動用ベルトなども、定期点検が必要となります。